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Competitions

Who’s Who

審査委員・共演アーティスト

審査委員

酒井 秀明
酒井 秀明(審査委員長)Sakai Hideaki / 日本

1977年、国立音楽大学を主席で卒業。同年渡独し、北西ドイツ音楽院デトモルト、ミュンヘン国立音楽大学で研鑽を積む。石原利矩氏、パウル・マイゼン氏に師事。
1979年ミュンヘン国際音楽コンクールで第3位(1位なし)入賞。1983年、ジュネーヴ国際音楽コンクールで第2位(1位なし)に入賞。1984年から1995年まで、フィルハーモニア・フンガリカの首席フルーティストを務める。1995年に帰国。以降、リサイタルや、室内楽、またコンクール審査員としても幅広く活動する。現在、洗足学園音楽大学客員教授、一般社団法人日本フルート協会会長。

シルヴィア・ガレッドゥ
シルヴィア・ガレッドゥSilvia Careddu / イタリア

第56回ジュネーヴ国際音楽コンクールにて審査員全員一致の第1位および聴衆賞受賞。ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ウィーン交響楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団で首席奏者を歴任し、2021年よりパリ国立管弦楽団首席フルート奏者。ヨーロッパの著名なオーケストラで客演首席フルート奏者も務める。2012年よりカンマーアカデミー・ポツダム芸術パートナー。ソリスト、室内楽奏者として、主要な国際音楽祭に頻繁に出演している。現在、チューリッヒ音楽大学教授、王立音楽アカデミー(ロンドン)およびフィエーゾレ音楽院(イタリア)客員教授。アジア、ヨーロッパ、アメリカで定期的にマスタークラスを開講するほか、重要な国際コンクールの審査員を務める。

レナーテ・グライス=アルミン
レナーテ・グライス=アルミンRenate Greiss-Armin / ドイツ

クラウス・ショッホ、オーレル・ニコレ、ジャン・ピエール・ランパルの各氏に師事。フライブルク大学在学中には、ニコレ氏の助手を務める。国際音楽コンクールで多数受賞後、ハンブルク・フィルハーモニカー首席フルート奏者に就任。ソリスト、室内楽奏者、またヨーロッパの主要オーケストラの首席フルート奏者としてヨーロッパ、アジア、南米で録音、マスタークラスの指導、演奏活動を行う。2017年までカールスルーエ音楽大学で教授を務め、世界各地のフルートコンクール入賞者、ヨーロッパの主要オーケストラ奏者、また音楽大学の指導者を多数輩出。現在は、演奏活動、ヨーロッパでのマスタークラス開講のほか、国内外の主要なコンクールで審査員を務める。

ティモシー・ハッチンス
ティモシー・ハッチンスTimothy Hutchins / カナダ

1978年よりモントリオール交響楽団首席奏者を務め、フルート奏者として国際的に高い評価を受ける。これまでに、ニューヨーク・フィルハーモニック、ボストン交響楽団、ピッツバーグ交響楽団、NHK交響楽団でも首席奏者として客演。またソリストとして、ボストン交響楽団、ピッツバーグ交響楽団など著名オーケストラと共演し、多数の録音に参加。指導者および主要な国際コンクールの審査員として非常に高い評価を得ている。マギル大学で教員を務め、カナダ、アメリカ、日本、イギリスの各地で開講するマスタークラスの受講者は世界の著名オーケストラ奏者、指導者、また演奏家として活躍している。

アンドレア・リーバークネヒト
アンドレア・リーバークネヒトAndrea Lieberknecht / ドイツ

ミュンヘン国立音楽大学在学中、ミュンヘン放送交響楽団の首席フルート奏者に就任。1991年にケルンのWDR交響楽団へ移籍し、2002年まで同オーケストラで活躍。ソリスト、室内楽奏者として、1991年プラハの春国際音楽コンクール、1993年神戸国際フルートコンクール、室内楽コンクールではコルマール、トラーパニ、ベオグラード、ミュンヘンARDコンクールなど、多数の国際コンクールで入賞。幅広いコンサート活動に加え、25年前より後進の指導にあたり、ハノーファー音楽演劇大学で教鞭をとる。2011年よりミュンヘン国立音楽大学フルート科教授を務め、主要な国際フルートコンクール受賞者や著名オーケストラの奏者を輩出している。

アンドレア・オリバ
アンドレア・オリバAndrea Oliva / イタリア

ガブリエレ・ベッティ、クラウディオ・モンタフィア、グラウコ・カンブルサーノ、ジャン・クロード・ジェラール、サー・ジェームズ・ゴールウェイの各氏に師事。23歳でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団より首席フルート奏者として招聘される。2004年ミュンヘンARDコンクール第3位、2005年神戸国際フルートコンクール第1位。ソリストとして、ニールセン協奏曲、ダルバヴィ協奏曲(イタリア初演)をサンタ・チェチーリア・アカデミア管弦楽団と共演。ソリストおよび指導者として、世界中のフルート・フェスティバルに招待される。現在、サンタ・チェチーリア管弦楽団首席奏者、ルガーノCSI音楽大学教授、マンチェスターRNCM客員教授。

朴 美香
朴 美香Piao Meixiang / 中国

中国長白朝鮮族自治県生まれ。1989年上海音楽学院卒業。同年中国フィルハーモニー交響楽団に入団。1991年大阪音楽大学に留学。1995年東京藝術大学大学院修了。朱同徳(ZHU TONGDE)、劉品(LIU PIN)、曽根良一、金昌国の各氏に師事。1996年帰国と共に上海音楽学院専任講師、上海交響楽団の客員首席奏者となる。中唱(CRC)、先恒(SMM)などのレコード会社よりCDをリリース。上海音楽出版社(SMPH)より10数冊のフルート著書を出版。2010年(第3回)、2019年(第10回)アジア·フルート連盟(AFF)コングレスの音楽監督を務める。上海音楽学院大学院教授、中国フルート協会常任理事、アジア·フルート連盟会長、YAMAHAフルート·アーティスト。

フェリックス・レングリ
フェリックス・レングリFelix Renggli / スイス

オーレル・ニコレ、ペーター=ルーカス・グラフに師事。バーゼル音楽アカデミーを卒業後、フリーランスのソロ・フルート奏者として、スイス、ヨーロッパのオーケストラに参加。ソリストおよび室内楽奏者として頻繁に演奏活動を行うほか、ヨーロッパ、南米、アメリカ、日本、韓国、中国でマスタークラスを開講。国際音楽祭にもゲスト出演している。1994年よりバーゼル音楽大学教授(フルート・室内楽)。2014年よりスイスのイタリア音楽院でも教授を務める。2004~2014年までドイツのフライブルク音楽大学教授。1999年よりスイス室内コンサート管弦楽団芸術監督。

佐久間 由美子
佐久間 由美子Sakuma Yumiko / 日本

1982年東京藝術大学附属音楽高校よりパリ国立音楽院入学。1984満場一致のプルミエ·プリを得て卒業。バロックトリオ(Trio Forlane)で同音楽院室内楽第3課程を修了。宮本明恭、A.マリオン、R.ギオ、C.ラルデの各氏に師事。1983年ランパル国際コンクール第1位、およびジョゼフ·ランパル賞受賞。1984年ボルドー国際フェスティバル金メダル受賞。1985年第1回神戸国際フルートコンクール第2位入賞。ソリストとして活動する他、全国各地のオーケストラと数多く共演。室内楽の分野ではフルート音楽の可能性を探る意欲的な活動が高く評価される。1992年モービル音楽賞奨励賞受賞。現在、国立音楽大学および大学院客員教授。

共演アーティスト

石橋 尚子

桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学を卒業。在学中よりアンサンブルの機会に恵まれ、第82回日本音楽コンクールのフルート部門にてコンクール委員会特別賞を、びわ湖国際フルートコンクールでは最優秀共演賞を受賞。その後は国内外の演奏家とリサイタルやCDレコーディングなどで共演を重ねている。
日本フルート協会主催フルートコンベンションを始め、国内の様々なコンクールに公式ピアニストとして招かれている他、近年はアジア・ヨーロッパ・中南米の音楽祭にも招聘され、活躍の場が広がっている。第5回大会より神戸国際フルートコンクール公式ピアニスト。

岡本 知也

国立音楽大学附属高校、同大学を卒業、同大学院修士課程を修了。パリ地方音楽院上級課程を卒業。アンサンブル・ピアニストとして内外の演奏家との共演を重ね、東京フィルハーモニー交響楽団に鍵盤楽器奏者として客演している。東京藝術大学管打楽科伴奏助手、国立音楽大学ピアノ科非常勤講師を務める。第14回ブレストピアノ国際コンクールでは審査員満場一致の一等メダルを獲得。第34回霧島国際音楽祭賞、第37回京都芸術祭優秀共演賞、第21回友愛ドイツ歌曲コンクール優秀共演者賞、第12回秋吉台音楽コンクール室内楽部門第1位、山口県知事賞を受賞。第10回大会より神戸国際フルートコンクール公式ピアニスト。

鈴木 華重子

京都市立芸術大学卒業。インディアナ大学でアーティスト・ディプロマ修了。ドイツ、フランスでも研鑚を積み、帰国後は京都、兵庫などでソロリサイタルを開催し、好評を博す。室内楽にも意欲的に取り組み、堤剛、上村昇、ウィリアム・ベネット、トレヴァー・ワイなど、世界的音楽家からの厚い信頼を得て、共演を重ねている。台湾、中国、アメリカでの演奏のほか、中国で開かれた「日中国交正常化30周年記念演奏会」で演奏するなど、活躍の場を世界に広げている。第8回大会より神戸国際フルートコンクール公式ピアニスト。

上野 円

ミュンヘン国立音楽大学を経て、ザルツブルグ、モーツァルテウム大学室内学・リート科修士課程を首席で卒業。在学中にニュルンベルク国立歌劇場にてオペラコレペティトールの研修を積み、数々の国際コンクールで入賞。2011年よりミュンヘン国立音楽大学非常勤講師。世界各地のフルートフェスティバルに招待され、著名な演奏家とも共演を重ねるほか、ミュンヘンコンクール(ARD)、Aeolus、Larrieu コンクール等に公式伴奏者として招聘される。歴代の神戸国際コンクール入賞者、審査員とも多数共演。

與口 理恵

東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学音楽学部器楽科を経て、同大学大学院音楽研究科修士課程修了。びわ湖国際フルートコンクールにおいては4回に渡り最優秀協演賞を受賞。数々のコンクール等で公式伴奏者を歴任するなか、2007年第76回日本音楽コンクールにおいてはフルート部門での共演が高く評価され、コンクール委員会特別賞を受賞。内外の著名な音楽家との共演も多く、圧倒的な信頼を得ている。現在、東京藝術大学音楽学部管打楽器科演奏研究員。昭和音楽大学、同大学短期大学部、同大学大学院非常勤講師。第5回大会より神戸国際フルートコンクール公式ピアニスト。

神戸市室内管弦楽団

1981年、神戸市が実力派の弦楽器奏者たちを集めて室内合奏団として設立。ゲルハルト・ボッセや岡山潔などを音楽監督に迎え、国内外の第一線で活躍する指揮者・ソリストとの共演を重ねる。2018年に管楽器群を加えて室内管弦楽団となった。2021年に鈴木秀美が音楽監督に就任し、古典派音楽を中心に質の高いアンサンブルの追求を続けている。神戸文化ホールを拠点に、定期演奏会、姉妹団体である神戸市混声合唱団との合同定期演奏会の他、地域へのクラシック音楽普及など、公共の楽団としての活動も精力的に行っている。公益社団法人日本オーケストラ連盟準会員。