シリーズ「神戸国際フルートコンクールDeconstructed」がスタート
1985年に始まり、今では若手フルート奏者の登竜門として世界的に高く評価されている、神戸が世界に誇る神戸国際フルートコンクール。しかし、このコンクールのことを知らない人がまだ多くいることも事実です。そこで、既に馴染みのある人もない人も、このコンクールをより身近に感じて楽しんでいただけるように、様々なテーマを扱った講座やコンサートなどからなる一連の音楽プログラム「神戸国際フルートコンクール Deconstructed (ディコンストラクテッド)」を立ち上げました。
コンセプトは“神戸国際フルートコンクールをdeconstruction(脱構築)する!”。フルート、音楽、神戸など、このコンクールを構築する要素をそれぞれに深堀りし、多角的視点から「神戸国際フルートコンクール」という言葉が持つ意味を考え、一人ひとりの視点・興味に基づいたコンクールや音楽との接し方、楽しみ方などを発見します。
最初に深掘りするのは、“フルート”と“音楽”。『フルートの歴史-音楽と楽器でめぐる400年の旅-』と題したレクチャーコンサートをお届けします。詳しくは<イベント情報>をご覧ください。
Deconstruction(ディコンストラクション/脱構築)とは、1970年代にフランスの哲学者デリダが提示した概念で、テキストに固有の意味は一つではなく多数あり、時には矛盾した意味を持つと主張。既存の枠組みを解体することで隠された曖昧さや意味を明らかにし、また再構築することで新しい発見をすることを表す